冬至

行事・イベント

2023年も残り10日程となり、残るイベントは冬至とクリスマスと大晦日でしょうか?

ちなみに今年(2023年)の冬至は22日のようです。

昔のカレンダーには大抵六曜(大安や仏滅など)や24節気(春分・夏至・秋分・冬至など)が載っていたのですが、最近のカレンダーは載ってないものが多い為ニュースやスーパーのチラシなどを見て思い出す、ということも多々あります。

冬至と言えばよく知られているのが

  • 昼の時間が一番短い日
  • かぼちゃを食べる日(風邪をひかない)
  • 柚子湯に入る日(風邪をひかない)

だと思いますが、本当なのか効果はあるのか根拠などについて調べてみました。

★昼が一番短いについて

冬至というのは1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決めらている24節気の1つです。他によく耳にするのはは春分・夏至・秋分などでしょうか。

24節気の決め方については国立天文台のサイトにも書いてあり、冬至の昼が一年で一番短いというのは確かのようです。

こよみ用語解説 二十四節気 - 国立天文台暦計算室

★かぼちゃを食べるについて

冬至は太陽の力が最も弱い日であり、この日を境に再び太陽の力が甦ることから、上昇に転じる日といった意味が込められていて「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われているそうです。

そして「ん」の付く食べ物は「運盛り」と言われ、運を呼び込むことができると言われおり、特に「ん」が2つある食べ物は運気が2倍になって縁起が良いとされ下記7つが「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれていて、その筆頭がかぼちゃ=南瓜(なんきん)のようです。

●南瓜(なんきん)=かぼちゃ
●蓮根(れんこん)
●人参(にんじん)
●銀杏(ぎんなん)
●金柑(きんかん)
●寒天(かんてん)
●饂飩(うんどん)=うどん

ゲン担ぎの要素が大きいきもしますが野菜の長期保存が難しかった時代、冬を乗り切るために保存がしやすく栄養価の高いかぼちゃを食べようという風習は理にかなっているのではないでしょうか。

★柚子湯について

こちらは「一陽来復(いちようらいふく)」の運を呼びこむ前の禊(みそぎ)として身を清めるために始まったとされているそうです。

なお柚子を使った理由としては

  • 冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りには邪気がおこらないと考えられていた
  • 柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実るようにとの願いを込めた
  • 冬至=湯治(とうじ)/柚子が効く=融通(ゆぅずぅ)が利くにかけた(冬至にゆず湯に入って息災であれば融通がきいてうまくいくと考えた)

こちらもゲン担ぎに近い気もしますが、実際ゆず湯は血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があるといわれていますので、こちらも理にかなっているといえるでしょう。

日本の風習って迷信とか縁起を担いでいるだけとか思われがちですが、なんだかんだ言って理にかなっているんですね。

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